1957-06-06 第26回国会 参議院 農林水産委員会 閉会後第1号
しかし、百二十何円と出さなくても、原価主義をとるべきであるとか、中間主義をとるべきであるとか、家計米価をとるべきであるという方針を示せば、具体的に示したとこれは同じことだ。たとえば原価主義をとるべきと答申された、それをそのまま政府がやるのだということになれば。大臣はやると言ったんだから、そうすれば、百二十四円と出てくるわけだね。同じことだ。そこに問題があるのですよ。
しかし、百二十何円と出さなくても、原価主義をとるべきであるとか、中間主義をとるべきであるとか、家計米価をとるべきであるという方針を示せば、具体的に示したとこれは同じことだ。たとえば原価主義をとるべきと答申された、それをそのまま政府がやるのだということになれば。大臣はやると言ったんだから、そうすれば、百二十四円と出てくるわけだね。同じことだ。そこに問題があるのですよ。
○国務大臣(池田勇人君) 北君の御質問の第一は、資本主義にも行かない、マルクス主義にも行かない、自分らの奉ずる中間主義がいい、こういうお考えでありますが、私はマルクス主義に反対すると同時に、ぬえ的の、中間的の考え方もいやでございます。資本主義、自由主義をモツトーとするものであることを、ここにはつきり申し上げます。
ここにおきましてか、今まで米ソいずれとも結ばずしてあいまいな中間主義をとることによつて戰禍を回避しようとしておりました西ヨーロツパの國々も、遂に去る三月十七日に西欧五箇國同盟を締結いたしまして、経済的、軍事的な共同防衞態勢をとるとともに、他方トルーマン大統領まだこれに対して米國の全面的援助を確約いたしまして、ここに共産主義勢力に対する西ヨーロツパの防壁はいよいよ軍備をも背景として高潮したような現状であります